『★夏目漱石『二百十日』春陽堂文庫;昭和13年;初版』はセカイモンで93f325から出品され、424の入札を集めて04月12日 0時 36分に、5797円で落札されました。即決価格は5797円でした。決済方法はに対応。大分県からの発送料は落札者が負担しました。PRオプションはストア、取りナビ(ベータ版)を利用したオークション、即買でした。
a-016 ジュニア版 日本の文学 21 夏目漱石 草枕 倫敦塔 琴のそら音 夢十夜 自転車日記 昭和49年初版第3刷発行※5
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阿蘇山に登る、2人の青年、圭さんと碌さんの2人の会話体で終始する小説である。語られるのはビールや半熟卵を知らない宿の女とのやり取りや、道すがらの鍛冶屋の様子などの瑣末な話題の中に、チャールズ・ディケンズの『二都物語』などに唐突に言及しながら、華族や金持ちに対する圭さんの慷慨が語られる。
2人は阿蘇の各地を巡ったあと、いよいよ阿蘇山に登ろうとするが、二百十日の嵐に出くわし道に迷い、野宿する羽目になった。翌朝2人は、いつか華族や金持ちを打ち倒すことと、阿蘇山への再挑戦を誓うのだった。
漱石の小説としてはあまり論じられることのない小品である